合唱団お江戸コラリアーず演奏会in東京芸術劇場~コンセプトビジュアル制作のお話し
どうもくらけんです。
昨日は、半年前から
プロジェクトに携わらせていただいていた、
「合唱団お江戸コラリアーず 第15回演奏会
信長貴富作品展vol.2 -錯綜する時代-」
を鑑賞しに、
東京芸術劇場コンサートホールに行ってきました。
お江戸コラリアーず(通称おえコラ)は、
「全日本合唱コンクール全国大会」で金賞を6回も受賞していたり、
文部科学大臣賞も受賞しちゃったりしている合唱団です。
すごかった。
声でこんなにも色彩豊かに表現できるのか、と。
スーツを着て凛とした歌声を聞かせたと思えば、
盆踊りの唄では総勢80名くらいがステージ上で浴衣を着てエイサッサと踊る…!
さらに美輪明宏ヨイトマケの唄から、島唄まで。
幅広い。。
信長さんの代表曲の一つ、「くちびるに歌を」は思わず泣きそうに。
そう今回は信長貴富さんの個展。
個人的に大好きな森山直太朗「虹」は、
実は信長さん編曲の合唱曲なのです。
美しい。
今回、「自立する個の共存」というコンセプトをビジュアルに、という
かなり抽象度の高いご依頼があったのですが、
まさに合唱団そのもの。
というか社会そのものだなーと感じた。
みんな出身も仕事も性格も思考もバラバラだからこそ、
自分なりの個を育める。
それぞれが自立して集まるからこそ強く一致団結できる。
つまり集団を強くするためにはただ誰かに言われて
足並みを揃えればいいわけじゃなく、
まず自分が自分を律して(自律して)自立していこうとする過程で、
他者と、社会と繋がっていける。
軸足ができてはじめて、
もう一方の足で世界と触れ合い、協働していけるのかなと。
そんなこんなを裏で考えながら作ったのが、
今回のコンセプトビジュアルです。
https://kuragebrain.com/wp/portfolio/oekora2016/
↑リンク先に少し書いてますが、
【グラデーションで少しずつ色を変えながら細い線を連続(ブレンド)させることで、一つの面を形成。
まさに「自立する個が共存する」形を体現し、
さらに本来敬遠される「モアレ・チラつき」をあえて発生させることで
サブタイトルの「錯綜」という世界観を表現しています。】
(ブレンドさせた線の色もそれぞれ意図があって付けています。)
モアレは印刷や映像業界でも本来敬遠されるもので、
業者さんを錯綜させてしまったかも…と思いつつ、
チャレンジが功を奏して面白い仕上がりになりました。
そんな優しさ皆無のデザインを以下に展開させています。
・リーフレット
・ポスター
・特設Webページ
・チケット
・広告
・パンフレット(20P)
・酒造ラベル
昨年同様今年も自由にやらせていただき、
各担当者の方々には本当に感謝です。
ありがとうございました。
PS
ちなみに今回はご厚意で、
パンフレットに自分の広告も出させていただきましたw
自分で作っているパンフレットに自分の広告をレイアウトするという。
変な感じ。。